なじみ深い特殊印刷「箔押し」
【更新日時:2017-08-24 11:32:10】
特殊印刷がどんな場面で使われているのか、ご存知ではない方も多いかと思います。意識してみなければ、なかなかどれが特殊な印刷技術なのかはわかりませんよね。だけど大人から子供まで、日常的に診ているであろう特殊印刷の技術があります。それが「箔押し」です。
商品のパッケージや、本の装丁などで、ロゴだけがピカピカと金色、銀色にツヤツヤと光るデザインはよく見かけますよね。この金色・銀色の部分に使われているのが箔押しという技術です。
まずはメタリックな光沢をもった箔を用意します。金色・銀色以外にも実は様々な色があります。ホログラム加工をされているものもあるのです。次に印刷部分で箔押し加工をしたい箔押し版を作ります。この箔版と印刷用紙の間にお好みの箔を挟んで熱で押し付けることにより、光沢のある箔が紙に密着します。
箔押しは転写によってつくられる印刷なんですね。お菓子のパッケージでも、ちょっとした商品タグでも、ピカピカとひかる印刷をしているものを見かけたら、ぜひ確認してみてください。箔押し部分は少しへこんだ状態になっています。これは押し付けて転写するからですね。
このように、意外と特殊印刷は身近な場所にあふれているのです。ちょっと他とは違う雰囲気の印刷がされているものを見つけたら「これはどんな技術なんだろう?」と観察してみると面白いかもしれませんよ。
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